チーズフォンデュに使われるチーズの種類は?

とろけたチーズを絡めるフォンデュ

語源は、「とかしたチーズ」そのまま

フォンデュというのは「とけた」という意味だそうです。チーズフォンデュはとかしたチーズという意味になるわけです。

チーズフォンデュは、ヨーロッパの寒い山岳地方に昔から伝わる郷土料理です。メインディッシュとして食べられています。

日本でいうところの鍋料理のようなものです。各家庭ごとにチーズフォンデュ鍋セットが揃っているのが普通です。それほど親しまれている家庭料理なんですね。

山岳地帯の保存食としてのチーズ

ヨーロッパのアルプスなどの山岳地帯は、冬になると雪に閉ざされてしまいます。そこで、夏から秋のうちにチーズを仕込んでおき、長い冬の間の貴重な保存食としていたんですね。

それぞれの地方独自のチーズが作られていきます。スイスのグリエールやエメンタール、ラクレット、イタリアのフォンティナ、フランスのコンテやボーフォールなどです。

これらの山でつくられたチーズはすべて、冬を越すための大事な食料だったんですね。それを溶かして、アツアツの鍋にして楽しむのが、チーズフォンデュなんです。

地方によって少しずつ違う味

ヨーロッパの冬を暖かいものにしてくれる

チーズフォンデュにはスイス風、イタリア風など、その土地ごとのレシピがあるんですね。そのオリジナリティ豊かなところが実はチーズフォンデュの魅力なんです。

そこで使うチーズは各地方、各家庭によって違うわけで、手作りならではのおいしさにあふれたものになっているわけです。

グリエールチーズとエメンタールチーズのハーモニー

地方によって材料には多少の変化もありますが,主材料のチーズは、だいたい同じような使い方をするようです。

まず、脂肪分が多くて粘りや味の強いグリエールチーズと、溶けやすく味のやや淡泊なエメンタールチーズを混ぜて使うことが多いみたいです。

使うなべは,フォンデュ専用のものがあります。しかし、土なべなどの厚手のものなら代用できます。

それでは、チーズフォンデュに用いる2種類のチーズについてです。

グリエールチーズ

スイスのグリュイエール地方のチーズ

エメンタールチーズと同じ、スイスで生まれたチーズです。ふるさとはグリュイエール地方です。より正しい発音で書けばグリュイエールとなります。

直径が40センチ、重さが40キロ前後の巨大な円盤状に形成します。1個のチーズを作るのに、400~500リットルの牛乳が必要だそうです。

ナッツのような旨味

熟成期間はとても長いのですが、グリエールチーズは味にくせがなく、チーズが苦手な人でも食べやすいみたいです。

若いときは乳白色だった色が熟成が進むにつれてだんだんと黄色味が強くなっていきます。熱を加えると旨味がより増すので、グラタンやキッシュ、グラタンスープなどに用いられます。

しかし、グリエールチーズの料理の中で一番有名なのは、何といってもチーズフォンデュですね。

エメンタールと一緒に熱を加えて溶けたところをお好みの野菜やフランスパンにつけて食べる。これがもっとも美味しい食べ方かもしれません。

観光でも有名なグリュイエール

グリエールの駅前にレストランが併設されたチーズ工場があります。大人から子供まで楽しみながらチーズ作りを見学することができるようになっているそうです。

また、お城や別の場所には、昔ながらのチーズ工房があって、世界中から観光客が訪れているそうです。

さらに、村の色々な所で名物のチーズフォンデュを食べることができます。

エメンタールチーズ

スイスのエメンタール地方のチーズ

エメンタールもスイスの代表的なチーズとして知られていますね。大きく重量のあるものが多いハードタイプのチーズの中でも、このエメンタールは格別です。

ひとかたまりが100kg前後もあり、世界のさまざまな種類のチーズの中でも特に大きいものになるそうです。

チーズアイが目印

もう一つ見た目に大変わかりやすい特徴があります。それは、直径1~数センチほどの丸く大きな穴がたくさんあいているんです。

この穴は「チーズアイ」と呼ばれていて、長期間熟成する間に、炭酸ガスが発生するためにできる穴だそうです。

味は非常に淡白でマイルドな口当たりをしてます。ヨーロッパでも非常に一般的なチーズであり、チーズ大国スイスのチーズ輸出量の半分以上を占めているそうです。

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