ちはやふる、百人一首の競技かるたのルールと楽しみ

「ちはやふる」で知名度アップ

もはやスポーツの領域ともいえそう

高校の部活動で、少し変わった部活動が、注目を集めているそうです。その名は「競技かるた部」です。

これだけ注目を浴びるようになったきっかけが、競技かるたをテーマにした漫画「ちはやふる」ですね。

1対1の勝負ですし、スピードと集中力が要求される、紛れもないスポーツだといえそうです。

実際、競技かるたの大会に出ると1日で何試合もやることになります。勝負がかかることもあって、2試合もすればへとへとに。

結局、体力が続かなければ、勝ち続けられないと言うことなんですね。

いったいいつから競技になったのか

遊びからゲームへの変遷

現在の「競技かるた」が始まったのは、明治37年だそうです。というより、ルールが統一されたのがそのときですね。

以前から「かるた競技」は楽しまれていたわけですが、ルールがばらばらでした。

それを統一して、現在の競技かるたを確立したのは、明治のジャーナリスト黒岩涙香という人です。

涙香は新聞「萬朝報」に「かるた早取り法」という特集記事を掲載しました。そして第1回の全国競技会を、東京日本橋の常磐木倶楽部で開催したんです。

その後、戦争のために競技かるたは中断していましたが、戦後、統一して全日本かるた協会が設立されました。

家庭で遊ぶルールとは違う

競技かるたの基本ルールを知ろう

読み手が上の句を読み、それを聞いて、相手よりも早く下の句の書かれた札を取りに行く、というルールは一般のかるたと同じです。

しかし、競技かるたでは、百人一首の100枚の札のうち50枚しか使いません。したがって、「読まれない」札があるわけです。

かといって、何が出るかは偶然なので、百人一首の全ての歌を覚える必要がありますし、まちがってお手つきをすることは負けにつながります。。

試合の流れ

読み手は1人で札は取りません。取る人が2人で1対1で対戦します。使用する札は,読み札100枚と,取り札50枚になります。

1.札をかきまぜる

100枚の札を裏向きにしてよくかきまぜ、その中から,各自25枚ずつの合計50枚を取り出して,それを持ち札にします。

残った50枚はからふだといって、読み手は読みますが札がないので、間違えて他の札をさわってはいけないのです。

2.札を並べる

競技かるたは札の並べ方が決まっているんです。横は87cmに札15から16枚、敵陣との間は3cm、持ち札25枚は、3段に1cm感覚で好きなように並べます。

3.取り札の場所を覚える

競技を始める前に,取り札を覚えることができます。そのための暗記時間は15分です。この時間内で、どこにどの札があるかを頭に入れてしまいます。

4.試合開始

競技者は読まれた札を順に取りますが、自陣の札だけではなく、敵陣の札もとれます。相手がお手つきをしたときや、敵陣の札を取ったときは、自分の札を相手に送ります。

最終的に持ち札がなくなった方が勝ちになるわけです。

個人戦と団体戦がある競技大会

個人戦

個人戦はトーナメント方式で、全日本かるた協会の主催大会では、5階級(A級~E級)に分かれて実施されています。

下位の級でいい成績をおさめれば、上位の級に昇級することができるそうです。もちろん階級が上がるほど、求められる成績も厳しくなるわけです。

団体戦

団体戦は個人戦とは違い、大会によって進め方が異なるようです。高校では「全国高校選手権大会(団体戦)」ですね。

全国高校選手権大会(団体戦)は、5人形式で3勝した方が勝ち点を獲得するルールになっています。選手登録は主将~八将までの8名までを配置します。

8人の中から対戦ごとに5名の対戦順を決めるわけですが、対戦相手の配置は事前に分からないため、この配置が重要な駆け引きなんですね。

主な全国大会

・名人戦・クイーン戦
・全国かるた競技選抜大会
・全日本かるた選手権大会
・全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会(いわゆる、かるた甲子園)
・全国職域学生かるた大会
・全日本かるた大学選手権大会

級位・段位

全日本かるた協会では級位・段位を決めています。級位は大会に出場するクラスを指し、段位は実力により与えられるものです。
・級位:A級~E級
・段位:初段~十段

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