復活祭にイースターエッグが登場するわけ

各地に伝わる卵伝説

イースターそのものが不思議な行事

日本ではあまりメジャーではないですが、キリスト教のお国ではイースターは一大イベントです。

それは、キリストの復活祭と言うことで、とにかく祝日になるくらいです。町も、各家庭もイースター一色になります。

では、そのイースターになぜ、あのカラフルな卵が登場するのでしょう、どう見ても、それはお祭りであって、お祝いの行事には見えません。

しかし、それにはそれのしっかりとした理由があります。そして、それが長く受け継がれてきたと言うことを理解して考えてみましょう。

復活祭にイースターエッグを食べるわけ

世界中に見つかる卵の話とは

各地に伝わる、卵に関する伝説や行事があります。これは、イースターの卵の由来とも関係があるものが多いようなのですね。

1.ユダヤ教の過ぎ越しの祭

ユダヤ教の過ぎ越しの祭の正餐で、塩水で味付けをした固ゆで卵が、エルサレムでの新しい命と信仰のシンボルとして食べられます。

2.断食の終了をお祝いするために卵を食べる

四旬節の間の断食が終わることを祝うためという話です。卵が肉類と同様に、四旬節の間は食べることを禁じられていたそうです。

3.友人に送る赤い卵

マグダラのマリアが皇帝に送った赤い卵にちなみ、友人に赤い卵を送るという話です。卵が象徴するものは、墓と、そこから抜け出すことによって復活する命だそうです。

4.復活のシンボルとしての卵

卵は休止の間もその内側に新しい生命を宿していることからきています。卵を固ゆでにするのは鶏が生み出した食べ物を浪費しないためだとか。

5.卵を通してゲームを楽しんだ歴史

イギリス北部でイースターにエッグ・ジャーピングなどと呼ばれる伝統的なゲームが行われるそうです。固ゆでの卵が配られて、ぶつけ合います。

6.エッグハンティング

アメリカ合衆国では野原に卵を散らばして、それを探す「エッグハンティング」大会が行われます。

卵以外の「イースターエッグ」

卵に似た形でも構わない理由は?

イースターでの卵は、最近は卵だけでなく、卵をかたどったチョコレートも広く用いられるようになりました。

これはもともとヒナが卵から生まれることを、イエスが墓から出て復活したことと結びつけているので、卵に似ている形で構わないそうです。

本来は染めたり塗ったりした鶏卵のゆで卵を使うものなんですね。ところが、現代では、チョコレートでかたち作られた卵だけでは終わりません。

ジェリービーンズなどのキャンディを詰めたプラスチックの卵も登場しています。さらに、プラスチックの卵に現金を入れたりすることもあるそうです。

子どものためのイベント的な行事

英語圏やドイツには、イースターの日に卵をイースター・バニーというウサギが隠すという伝承があるそうです。

そして、復活祭の朝になると、子どもたちがその隠された卵を探すんですね。フランスやイタリアでは教会の鐘が運んでくることになっているそうです。

卵は屋外のいたる所に隠されます。そして、子どもたちのうち、誰が一番多くの卵を集められるか、競争したりして、イースターの日を心から楽しむんですね。

コンピュータの遊びコマンド

遊び心満載のメーッセージを探し出せる

イースターエッグの探し物遊びにちなんで、コンピュータのソフトウェアに細工をする場合があり、それも、イースターエッグといわれています。

コンピュータソフトの開発者が、プログラムの中にまぎれこませたメッセージですね。開発チームスタッフへの謝辞やスタッフロールなどが入ってます。

これは、普通の操作をしているときは絶対に出てこないのですが、公開されない特殊な操作を行うとそのプログラムが起動するようになっているんです。

これは、隠しコマンドと呼ばれるたぐいの物で、全く害がないものとして、バグではなくユーモアとして大目に見てもらえます。

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