スキージャンプの歴史やルール、用語を知ろう

スキーのジャンプ競技の歴史

少し怖い話が伝わるジャンプ

競技の発祥についてよく語られるのは、ノルウェーの王様が懲罰として始めたというものです。罰として飛ばされたわけですね。

今よく言われるのは、18世紀末のノルウェーのテレマーク地方で、農夫たちが冬季の移動中に丘などを越えるために行った小さなジャンプです。

そして、そのジャンプそのものを楽しむようになって、さらに、スポーツに発展していったというものですね。

罰として飛ばされたよりも、数段気持ちのいい話だと思います。

競技における技術の変遷

ただ飛ぶだけの種目からV字飛行へ

1860年代は空中でただ脚を曲げるだけでした。そして、1880年代には上体を伸ばした棒立ちでとぶようになります。

1920年初めには,空気抵抗を少なくするため,体を前傾させて飛ぶことが主流になり、札幌オリンピックや長野オリンピックを迎えます。

1988年に、現在主流である「V字飛行」をスウェーデンのヤン・ボークレブ選手が始めます。

その後,V字飛行の有利性が科学的に示されて、ルール変更によりV字飛行そのものが減点対象から外されたそうです。

競技の進め方について

1.得点の出し方

・飛距離点

両スキーが斜面に完全に接した時の地点までの距離で一足で着地したら先についた足の位置、テレマーク姿勢をとった場合は、両足の中間の位置で計ります。

得点計算は、K点を基準に60ポイントとし、あとはK点との距離に応じてポイントを加減していきます。

加減するポイント数は,K点が120mの場合は1mごとに1.8ポイント、K点が90mの場合は2.0ポイントになります。

・飛型点

5人の飛型審判員によって、踏切から着地,そして転倒ラインを超えるまでの空中姿勢をみて、1人20点満点で採点します。

5人中最高最低1名ずつの得点を除き、中間3名の得点合計が得点となります。なお、飛行で最大5点、着地で最大5点、着地後に最大7点(転倒時)の減点があります。

着地において「テレマーク」という足を前後に開く姿勢をとる必要があり、この姿勢をとらないと最低でも2点の減点があるそうです。

2.競技方式

・個人競技

1本目を終えた時点で飛型点・飛距離点を合計して、上位30人に絞ります。2本目は順位の低い順に行い、1本目の最高成績の者が、最終ジャンパーとなります。

団体競技

4人の選手の2本の合計で競われます。ただし、全員が同じ条件で競技をするのではありません。

4人を4組に分け、各組ごとにゲート位置などの設定が行われるんですね。個人競技のように成績による順番の変更もありません。

スキージャンプの用語を知っておこう

用語を知るだけでおもしろみが増す

シャンツェ

ドイツ語の「Schanze」でジャンプ台のことです。

アプローチ

スターティングゲートからカンテまでの助走路をいいます。

カンテ

アプローチの先端に位置する踏み切り台のことです。

サッツ

ジャンプの際の踏み切り動作のことです。「サッツを切る」などと使います。

ランディングバーン

選手がジャンプをした後着地する場所です。ランディングバーンの先の広いスペースはブレーキングゾーンといいます。

V字ジャンプ

スキーの先端を開いてVの字のようにした飛行フォームのことです。高い揚力が得られることから現在の飛行スタイルの主流になっています。

テレマーク姿勢

着地の際の足を前後に開き、腕を左右に開いた安定した姿勢です。この姿勢をとらないと飛型点が減点されます。

バッケンレコード

個々のジャンプ台がもつ最長不倒距離のことをいいます。

スタート

青のシグナルが点灯してから5秒以内にスタートしなければなりません。

風速とキャンセル

強風でのゲームのキャンセルに、風速何メートルという取り決めはありません。大会の競技役員が危険と判断した場合のみ、キャンセルになります。

トライアルジャンパー

各開催組織委員会では、ゲームごとに8名のトライアルジャンパーを準備しなければなりません。

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