夏になると、
日本全国で祭りが行われますね。
宗教行事としての祭りですが、
その中身は、人と人との繋がりの強さ。
歴史や伝統、そして、地域を守ろうとする結束。
祭りを通じて
地域の存在を確認する感じ。
では、最近の社会の動きと
この祭りはどれくらい関連があるのかなと。
かつて、社会は地域があって
はじめて中央の存在もあったのです。
地域の存在こそが
社会の存在でした。
さて、今はどうでしょう。
地域のつながりは、
もはや形だけ。
かつての地域のつながりは
もはや、過去のものになっています。
これを昔に戻すことなどできません。
地域、地方といった存在が
どう言ったものになればいいのか。
結局、答えらしいものも見つからないまま、
どんどん、地域、地方の形骸化は
進んでいるような気がします。
ぼくは、もう、日本の国そのものが
大きすぎるように思います。
経済的つながりはどんどんグローバルになり、
地方だからということも言えなくなってきています。
だからこそ、もっと、地方が地域性を活かして、
国づくりをする時代が来たと思うんですね。
そんなふうに国づくりをしていけば、
祭りの存在も、地方の誇りとして
役割が変わってくるかもしれないな、と
妄想を抱いています。