今日のニュースでも、
豪雨の情報が出ています。
1時間に90mmの豪雨、って
どれくらいのものでしょうか。
90mmという長さは、
9cmです。
洗面器を地面に置いておいて、
9cm水が溜まった、という状態です。
しかし、この洗面器の話では、
全く現実を表現していないんですよ。
まず、雨が降っている時の様子ですが、
空から、バケツの水がドバッと降ってくる感じです。
それも、1時間ほど続くわけです。
そして、9cmの水が降るのは、
全ての場所ですから、平らな道で、
10cmほどの水が前面に溜まる感じです。
その水は、下水に流れ込みますが、
そんなたくさんの水を受け止めることは
できません。
下水は溢れ、水はどんどん
低いところへ移動していきます。
低いところでも
同じだけ雨は降っていますから、
プラスアルファの水が
どんどん溜まっていく感じになるわけです。
ニュースで、地下連絡通路が冠水して、
2mmほど溜まって、その中で
女性が溺れてなくなっていたと伝えています。
そう、低いところにはどんどん溜まり、
2mまでなっていたんですね。
よく、アンダーパスになっているところで
自動車が突っ込んで、
エンジンが止まってしまったとか、
最悪の場合は
運転手が閉じ込められてしまい、
大変なことになったという話も聞きます。
人間の営みなんて、
自然の力からすれば、
ちっぽけです。
やはり、情報を手に入れて
万が一に備えて、逃げ出すことも
絶対に重要なんですね。