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少しずつ失われていくものには気づきにくい

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<【手遅れです】高齢になると、次第に体の働きが低下していく。これは、至極当然のことだ。問題は、それでも生活できるから、「危機感」が生まれない。もし、これをしないと明日死ぬよ、って言われたら必死になるかもしれないが、そういうことが一つもない。結局、手遅れになるわけ。>ツイート文

今日、明日という短い期間では何も変わったことはなくても、それが一年、三年となると衰えたり、不自由になったり、違いがはっきりとわかるようになるのです。

そのような、衰えや、不自由さに早く気がついて、手立てを取る人はそんなに多くないのかもしれません。それは、急激な変化以外は、人はそれを受け入れてしまうからです。

だから、危機感が生まれにくいのです。さらに、その状況がまだ続くと考えてしまうのです。

この話の例としてよく挙げられるのが、茹でガエルの話です。

「ゆでガエルの法則」とも言われますが、状況の変化がゆるやかだと、迫りくる危機になかなか気づけないということをカエルのことで置き換えたものです。

「カエルが入っている冷たい水を火にかけて、水温を徐々に上げていくっても、カエルは温度変化に気づかないので、逃げ出さず、そのうち熱湯になって死んでしまう」そんな話です。

自分の状況が刻々と変化していても、「まだ大丈夫だろう」「もう少しいけるだろう」といつまでもぬるま湯にいる気分でいるとそのうち、問題が悪化してしまい、そこで初めて気がついても手遅れになる、というわけです。

もっと先を見抜く力を持つ必要がある、ということでしょうか。

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