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権力の影響力が人を変えてしまう

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「権力を握った時に、周りにしっかりと意見してくれる人がいたら、この人はラッキーだ。しかし、イエスマンばかりだと、結局裸の王様になってしまう。今話題になっている、県知事のパワハラ問題も、小さな芽のうちに指摘してくれる側近がいたら、ここまでの問題にはならなかっただろうにと思ってしまう。」

ある県知事のパワハラ問題、連日ニュースになっていますね。

問題は多岐にわたっていて、一筋縄ではいかないというのが、一般庶民の感覚です。

さて、どうしてこんなことが起こったのか、実際の問題とは切り離して考えてみたいな、と思います。

それは、権力には影響力がある、ということが重要な視点なんですね。

逆に言えば、影響力を持つということは、権力になりうるということでもあるのです。

例えば、SNSのインフルエンサー。

その発信一つで、多くの人に働きかけができ、その内容によっては大いに影響力をもたらします。

もっと小さな世界でも同様のことが起こります。

例えば、会社の上司と部下、家庭内での親子や夫婦、スポーツクラブでの指導者と非指導者。

一方が力を持ち、相手を下に見てしまうと、そこに力関係が生まれます。

力を持つと、勘違いをする、というのが人の常です。

それは、猿の世界で、ボスが存在することから見ても、人の脳には組み込まれている、遺伝的なものかも知れませんね。

確かに、その力関係でうまくいく時代もあったでしょう。封建制度などは、その力関係を利用して、安定した社会を実現したとも言えます。

そこには、制度を守ることでそれぞれの人を守っているという側面もありました。

でも、今は、民主主義の時代、人はみな平等だとされます。それなのに、力関係が生まれてしまいます。封建制の時代なら、その力関係は、お互いを守るものでもあったのですが、今は、そうじゃない。

力関係が生まれても、お互いに尊重して、対等の関係を模索しないと、猿の脳が行動を支配してしまうんです。

自分でも意識を持って、謙虚に反省すると共に、周りに忠告をしてくれる人がいたら、素直に受けいるれる、そうしないとどんどんおかしくなっていく、それは歴史が教えてくれているかも知れません。

生き方・考え方・習慣
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