「もっと好きなこと、向いていることをやったらいい。今までガンバって働いてきたのは、何のため?人生は楽しむためにあるんだ。お金がたくさんあるから幸せとは限らない。楽しむために最低限のお金があれば、それで誰よりも幸せだ、と感じる人がたくさんいるからね。」
百人百通り。
人生の中身は、よく似ているように見えても、全然違うものです。
楽しく感じることも、人とは違っていいんです。
楽しそうにしている人がいるからと、その真似をしても、そこには違和感しか生まれないものです。
自分の体、自分の心、自分の家族、経験、好き嫌い、あらゆる要素が幸せを決定することにつながっていくんですね。
だから、自分の気持ちに正直に生きないと、どんどん歪みが溜まっていくことになるんです。
逆に言えば、どんなに頑張ったところで、歪みからは逃れることはできないということです。
特に、仕事ということになると、労働をお金に変える、時間をお金に変える、というふうなことを直接幸せに繋げることなんて、ほとんどの人はできないでしょう。
しかし、生み出したお金は、うまくすれば、のちの幸せに役立つこともあり得ます。
ただ、それが多ければいいかと言えば、それも、答えはどっちとも言えない、ということになります。
少ないと、それは別の問題を生み出すので、気をつけないといけない課題です。
若い時に使った労働時間が、お金を生み出す、というのが現代の社会の仕組みの根幹です。
お金がお金を産む、という特殊な状況はほとんどの人には訪れません。
そんな夢みたいなことに心を奪われてしまって、せっかくのお金を失った人から教訓を得ることも重要です。
やりたいことをいつするか、見かけの幸せや楽しみ方に無理に自分を合わせる必要はありません。
他人の人生を歩こうなんて、もうやめましょう。