ストロー問題が示す、マイクロプラスチック汚染による深刻な事態とは

スポンサーリンク

マイクロプラスチック汚染の原因

マイクロプラスチックとは

近年、海洋に投棄されるゴミの80%は陸地からといわれています。そのなかでも、特に問題といわれているのは、漂流するゴミの大部分のプラスチックです。

砂浜を散歩すると、流木や海藻にまじって、たくさんのプラスチックのごみがみつかります。マイクロプラスチックは直径5mm以下の小さなプラスチックのごみのことです。

海に捨てられたプラスチックは、太陽の光があたって、もろく砕けやすくなります。プラスチックは流木などと違い、微生物によって分解されません。

そのため、小さくなっても、分解されず、海の生物がえさといっしょに食べてしまい、海の生態系へ残ってしまうのです。

マイクロプラスチック汚染の影響

深刻な生物への影響

海の表層にいる植物プランクトンを小さな動物プランクトンはえさとして食べ、それをさらに魚などがたべることになります。

この動物プランクトンは、植物プランクトンと勘違いして、マイクロプラスチックを食べてしまっていることが、最近の研究でわかってきたそうです。

そして、この動物プランクトンを魚が食べ、その魚をさらに大型の生き物が食べると、海全体にマイクロプラスチック汚染が広がっていくことになるのです。

実際に、魚や貝、水鳥などの体内から、マイクロプラスチック由来の物質や、そこから溶けだしたとみられる有害物質がみつかっているそうです。

マイクロプラスチックの汚染の怖さ

高まるマイクロプラスチック汚染への関心

マイクロプラスチック汚染に対する関心度は、ここ5年ほどで急速に高まってきているといわれています。

それに関する研究論文の数も増え、研究者の独自調査だけでなく、環境省も、東京海洋大学や九州大学の協力を得て独自に、日本周辺のマイクロプラスチックを調査しています。

調査は、九州のまわりや日本海、東日本の太平洋沖などの、海岸から数百km離れた海域で実施したそうです。

そして、結果は海水1トンあたり2.4個のマイクロプラスチックが浮いているということがわかったのです。

マイクロプラスチック汚染は、人間の生活圏に近い海域よりも、沖のほうが進んでいると言うことがわかったそうです。

マイクロプラスチック汚染問題の解決法

まだまだ解明されない実態

プラスチックのごみは、海流や波、風によって世界の海に広がっていくと考えられています。

しかし、その実態調査は費用十分進んでいないので、全体像を正確に把握することはできないのです。

とくにマイクロプラスチックの動きは未だ十分に解明されているとは言えないので、相当な量のマイクロプラスチックが、海のどこかにたまっているのかもしれないのです。

このような脅威に対しては、世界中で対策が始まっているそうです。米国では、合衆国連邦法でマイクロビーズの化粧品への配合を禁止されました。

フランスでは、プラスチック容器での飲食の提供を20年から禁止する法案が成立しています。さらに、マイクロビーズを含む化粧品などの販売も禁止されました。

イギリスでは、マイクロビーズを含む製品の生産及び販売の禁止が決まりました。

台湾では、マイクロビーズ入りのパーソナルケア製品の輸入、生産、販売が禁止されました。

日本では、マイクロプラスチックビーズの使用中止に向け、速やかに対応を図られることとと企業での努力目標が出ただけで、法規制に向けた動きを見せていないようです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク