二種免許が必要な仕事の種類、取得方法と試験内容、受験資格の要件 | 新常識発見で気分爽快!

二種免許が必要な仕事の種類、取得方法と試験内容、受験資格の要件

意外と知らない二種免許

二種免許とは

自動車の免許を持っている人は、ほとんどの人が普通免許ですよね。

もし、タクシーやトラックの運送、バスの運転手をしたいと思ったら、その免許、ダメなんです。必要なのは二種免許と呼ばれるものです。

二種免許とは、正式には「第二種運転免許」と呼びます。その中には、「普通免許」、「中型免許」、「大型免許」、「大型特殊免許」、「けん引免許」の5種類があります。

二種免許とは、簡単に言えば「営業ナンバーの車で、お客様を乗せて事業を行う」場合に必要になります。街で見かけるタクシーや路線バスなどの緑色のナンバーが営業ナンバーです。

例えば、タクシーの運転手や路線バスの運転手は二種免許が必要になります。しかし、幼稚園の送迎バスは必要ありません。

何故なら、運賃を受け取っていないからです。

ただこの場合、幼稚園から委託を受けて運転する場合には、二種免許が必要となります。

またタクシーや路線バスでも、お客様を乗せていない場合、つまり回送車両を運転する場合は、二種免許は必要ありません。

一種免許の方が易しい

二種免許と一種免許の違い

よく二種免許と一種免許のように区分けがしてあると、一種免許の方が上位のようなイメージを持ってしまいます。

しかし、実際は、二種免許の方が試験の難易度や条件を考慮しても上位であるといえます。

二種免許は、緑ナンバーでお客様を乗せて走る車を運転する場合に必要です。

一種免許の場合は、白ナンバーで報酬を受け取らずに人を乗せる場合や、報酬をもらって運転する場合でも、荷物の輸送に従事する場合などは、一種免許で十分です。

一種免許には、「普通免許」、「準中型免許」、「中型免許」、「大型免許」、「小型特殊」「大型特殊免許」、「普通二輪免許」、「大型二輪免許」、「原付免許」、「けん引免許」の10種類があります。

二種免許を取得するには

二種免許取得の条件

二種免許を取得するには、年齢、視力、色彩識別、聴力の条件を満たす必要があります。

まず年齢は、満21歳以上で、かつ他の二種免許を持っているか、一種免許の取得から3年以上経過していることが必要です。

視力は、片目が0.5以上かつ両目で0.8以上かつ深視力が2cm以下であること。これは一種の中型免許は大型免許取得に必要な条件と同程度です。

聴力は、10メートルの距離で90デシベルの音が聞こえること。これも一種の中型免許、大型免許と同等の条件です。

最後に色彩識別ですが、これは、青(緑)、黄、赤が識別できることとなっています。

学科試験は、一種免許と同じく交通ルールや法令に関する問題が出題されますが、二種からは旅客輸送に関する問題が追加されます。学科試験は、一種免許を持っていても、免除されることはありません。

技能試験は、一種と同様に行われますが、安全で正確な運転技術が求められるため、試験の判定はより厳しいものになります。また危険予測や適切な走行経路の設定などをクリアしなければいけません。

二種免許を取得するには

二種免許を取得のための費用

二種免許を取得する方法は、一種免許の場合と同じく2種類の方法があります。一発試験とも呼ばれる、独学で技能試験を直接受ける方法と、教習所に通う方法です。

一発試験の場合は、1万円程度ですが、落ちた場合には、再度1万円が必要になります。

教習所に通う場合は、教習所によって価格は様々です。今ではネットで調べれば、格安などの教習所も見つかることでしょう。ここでは、あくまで一般的な参考価格を提示したいと思います。

普通二種免許で教習所に通う場合は、大体15万円前後、合宿の場合は17萬円前後となっています。

中型二種免許の場合は、通いなら22万円前後、合宿なら25万円前後です。大型二種免許の場合は、通いで25万円前後、合宿なら27万円前後となっています。

それぞれの方法には、メリットもデメリットもあります。自分に合った方法を選択するのがベストだと思います。