桜の木の見分け方、花見に行く前に、花の写真を見て調べておこう

まず、ふだん見る桜の8割はソメイヨシノ

全てがクローンなので、咲く時期もほぼ同じ

日本国内の桜の名所の8割はソメイヨシノなんだそうです。漢字で書くと染井吉野で、その次は園芸種としての命名だと言われています。

ソメイヨシノは、江戸時代の末期ごろから、サクラの園芸品種として栽培されてきました。

江戸時代に染井村にいた植木職人や造園師たちが、エドヒガンザクラとオオシマザクラを交配させてできたといわれています。

染井+吉野=ソメイヨシノ

染井村の桜に、日本で有数の桜の名所である「吉野」をつけて命名されたわけですね。今では日本の中で最も認知度の高い品種になっています。

ソメイヨシノは実生で増えることができない=種ができないので、接ぎ木や挿し木での繁殖方法しか使えません。

ということは、江戸時代から延々とクローンを作り続けてきたわけですね。

日本は桜の宝庫

原種が9種類、園芸種も入れると600種類

桜はバラ科に属しています。そのなかのサクラ亜科、サクラ属に分類されているんですね。とりわけ、日本には桜の種類が豊富なんです。

さて、日本の桜の原種は9種類あります。その変種も合わせると100種程度の野生の桜があるといわれています。

これらの野生の桜を人の手で交配して作ったのが園芸品種で里桜ともいいます。野生種は山桜ともいい、里桜と合わせると、600種ほど確認されているそうです。

ソメイヨシノの起源が韓国?

日韓関係の火種にもなり得たけれど

この問題はとにかく、見かけや性質が酷似していることから、韓国済州島のエイシュウザクラがソメイヨシノの起源とする説が唱えられてきたということです。

しかし、DNAを調べて国立研究開発法人森林総合研究所が発表した内容で、現状では、一段落しているそうです。

エイシュウザクラは、エドヒガンとオオヤマザクラの種間雑種、ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種ということが明らかになっています。

桜の分類は8種類

園芸品種が1つ、野生種が7つ

桜の種類は大きく8つに大別されているそうです。これを知っておけば、全国の桜を見るときも楽しめますね。

1.自然交配や咲き方


ソメイヨシノを始め、自然交配によって生まれた品種や八重桜、しだれ桜などで、咲き方によって名づけられた桜です。いわゆる園芸品種ですね。

2.シナミザクラ群


シナミザクラ群は、シナミザクラを交配したり、シナミザクラに近い生態をもったりする品種群のことです。現在では、中国南西部に7種ほど確認されています。

3.エドヒガンザクラ群


エドヒガン(江戸彼岸)は、彼岸の頃に花を咲かせることから名付けられた原種の1つです。そのエドヒガンに生態が近い桜をエドヒガン群と呼んでいます。

早咲きで小さな花が咲きます。見た目はヤマザクラに似ていますが、花びらの下についているガクの下部が膨らんでいるのが特徴なんですね。

4.ヒカンザクラ群


ヒカンザクラ群の特徴は、樹高があまり高くなく、低木~中高木になる種類が多いことです。下向きに花を咲かせるヒカンザクラに近い品種やヒカンザクラを交配した品種です。

5.チョウジザクラ群


咲いた花びらが180度に広がり、丁字のように見えます。似た品種や変種も含めてチョウジザクラ群といいます。ガクの筒状の部分が大きく、花が小さいのが特徴です。

6.マメザクラ群


マメザクラ群は、豆桜の名の通り、花びらが小さく、樹高も高くなりません。花や葉が小ぶりで、中には開花期を複数回迎える品種もあるそうです。

7.ミヤマザクラ群


ミヤマザクラ群は、小さな花がまとまって咲くミヤマザクラに近い品種の分類です。ガクが反り返って花を咲かせる特徴をもっています。

8.ヤマザクラ群


ヤマザクラ群は、日本の野生原種のヤマザクラを交配したり、それに近い品種群です。花が咲くのと、葉が出るのが同時なのが特徴です。

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