脆弱性で優位に、セキュリティにも強いMac OSとiPhoneのiOS

システムやソフトウエアの脆弱性

脆弱性とは何か?

システムに脆弱性が見つかって、個人情報が流出しました。最近、この手のニュースを耳にすることが多くなってきています。この脆弱性とは、一体何なのでしょうか?

システムやアプリは、プログラム言語で作られています。それを作っているのは、プログラマやエンジニアといった職種の人たちです。

当然、人間のすることですから、ミスや間違いも存在します。そのミスや間違いが致命的な部分で発生すると、個人情報が流出するような脆弱性ということになるのです。

もちろん、開発する人たちは、リリースするまでに入念にテストを重ねます。ただそのテストも、人間が制作するものです。

テスト項目に漏れや不足がある場合もあるでしょう。またテストを実施する人間が、正しくテストを行わなかったり、手を抜いたりすることで生じるトラブルも存在するのです。

脆弱性はなくならない

対策は続く

システム開発やアプリケーション開発を行い場合、専門の会社に依頼することになります。当然、ビジネスですから、お金のやり取りが発生することになります。

一般的には、開発期間がかかるシステムやアプリになるほど、費用は高くなります。ここでいう開発期間には、当然、テストも含まれています。

しかし、開発がうまくいかず、スケジュールがギリギリになってくると、どうしても最後に行われるテスト期間が短くなってしまいます。

正しくスケジュールの見直しを行って、従来通りのテストが行えればいいのですが、そうできないのが現状なのです。

そこには、開発者側と依頼者側の脆弱性についての意識の差があるのも事実です。

実際、システムやアプリに脆弱性があって、個人情報が流出してしまうと、多額の賠償金が発生する危険性があります。

それなら、多少、費用がかかっても、キチンとテストしてもらった方が安全なのです。

作ったら終わりではない

いたちごっこのはじまり

パソコンの知識がない人は、ウィルス対策のソフトを入れているから安心だと思っています。

しかし、ウィルス対策のソフトは、今まで存在しなかった新種のウィルスには効果がありません。

これは、新種の病原菌に従来のワクチンが効かない医療現場の現実に似ています。

システムやアプリが、どれほど完璧にテストされていたとしても、それはその開発時点での安全が担保されたにすぎません。

今までになかった新しい攻撃法については、当然、テストされていませんし、対策も講じられていないのです。

実際、個人情報が流出したシステムやアプリは、何年も前にリリースされて、その後、放置されているようなものが多い気がします。

確かに、ビジネス的にはリリースして終了でしょうが、安全性を考えると定期的に保守することが望ましいのです。システムのリリースは、攻撃者とのいたちごっこのはじまりでもあるのです。

心理的脆弱性

システムの脆弱性だけではない危険

最近、個人情報が流出する原因の上位になっているのが、フィッシングサイトやなりすましメールと呼ばれるものです。

これは、システムの脆弱性ではなく、人間の心理的脆弱性をついてきているものです。

例えば、自分が口座を持っているネット銀行からのなりすましメールで、口座が危険にさらされているのでパスワードを変更して欲しいとメールが来ます。

当然、口座を守りたいのでパスワードを変更しようと思うはずです。その時、そのメールに記載されているリンクで飛んだ先が、本物そっくりに作った偽物のサイトなのです。

そこで、本人確認のために入力されたIDとパスワードは、筒抜けになってしまいます。恐らく、ネット銀行の口座は乗っ取られてしまい、預金残高はなくなってしまうことでしょう。

このように、システムの脆弱性だけでなく、システムを利用する側の心理的脆弱性を突いてくる攻撃も増えてきているのです。

これを予防するには、自分で勉強しておくしかありません。ネットに関する知識が不安ならば、無理にネットで口座を開設する必要はないのです。

身の丈に合ったシステムの利用の仕方をするべきだと思います。

macOSは考えぬいたシステム

おしゃれなだけではない、特別なpc

全てのMacはmacOSと呼ばれるオペレーティングシステムで動いています。これは、特別に設計されたコンピュータを動かすのが目的で作られました。

Macは、ほかのコンピュータではできないことができます。これは、macOSを搭載するハードウェアのために特別に設計されていて、ハードウェアのほうも、macOSのために特別に設計されているそうです。

macOSは、オペレーションシステムでありながら、初めから多くのアプリケーションを内蔵しています。それは、本当に美しくデザインされていて、使う楽しみが満載なんですね。

iPhoneとの連携も素晴らしく、iCloudといったwebを使ったシステムとも完璧に連動してくれます。ストレスなしに、写真や書類など、いつでも最新の状態に保ってくれるわけです。

macOSの歴史

Macintoshの登場

Macintoshが登場したのは1997年。グラフィカルユーザーインターフェースを使った商用のコンピュータとして初めて発売されたものです。

マウスとアイコンとウィンドウといった、現在どのパーソナルコンピュータも使っている仕組みが採用された、画期的なパーソナルコンピュータでした。

当時のパーソナルコンピュータでは、キーボードからのコマンド入力で操作する方法を主だった時代です。

例えば、Windowsの前身であるMS-DOSでは、ファイルの一覧を表示するには、DIRとキーボードから入力して、ファイルの一覧を見ました。

ところが、Macintoshではフォルダの形をしたアイコンをマウスでクリックすると、フォルダの中のファイルを一覧表示したんですね。

このように、Macintoshは当時のパーソナルコンピュータとちがい、ユニークな存在だったわけです。しかし、逆に、このマウスで操作できるコンピュータで、何ができるのか、わからないという状態だったわけです。

GUIで操作するコンピュータを眼の前にして、なんとなく、夢があるけれど何に使っていいのかわからないといった状態だった中で、マックユーザーは誕生します。

例えば、MacPaintというソフトがついていました。Windowsでいえばペイントのようなものです。画面は白黒で、これをつかってマウスで絵を描いてみる、といったところからスタートしているのです。

印刷の世界に採用される

優れた性能が利用者を生み出す

Macintoshの活用として、最初に目をつけたのは、これを使えば、印刷原稿を作れるのではないかということだったそうです。

当時、他のパソコンでは、フォントは大きさが固定のものがドットの形で表示され、種類も数種類しか持っていませんでした。

ところが、Macintoshは現在使われているフォントと同じアウトラインフォントを搭載していたのです。これは、拡大縮小などが自由にでき、拡大しても劣化しなかったのです。

さらに、グラフィック画面使って、WYSIWYGといった画面で見たままを印刷できる機能が実現できました。

このために、マウスを用いることで、レイアウトした通りのものをレーザープリンタなどで出力することができたのが、画期的だったわけです。

そして、画像処理能力を向上させて行き、やがて、商業印刷に用いられて、印刷業界はMacintoshをDTPを目的として、採用するのようになってきたのです。

Macintoshはレイアウトだけではなく、写真の加工も同時にこなせたので、今まで、手作業に頼っていた印刷技術が、コンピュータに置き換えられていったということです。

このことをきっかけに、Macintoshのクリエイティブな活用法が広がり、画像、音楽、動画といった世界で活躍するようになっていったという事です。

さらに発展するosへ

Macintoshの迷走

パソコンの機能がどんどん拡張されていくにしたがい、Macintoshが持っていたシンプルさは消えてゆ飾るを得なくなります。

そして、さまざまな端子にハードディスク、スキャナー、プリンターなどが接続され、複雑なコンピュータへと変貌を遂げます。

複雑になるにつれ、従来のMacOSでは対応しきれなって行きます。周辺機器や、アプリケーションの組み合わせによっては、とても不安定なパソコンになってしまったそうです。

WindowsがNTテクノロジを用いて、安定性と拡張性を同時に手に入れ、シェアを拡大します。Appleは、Coplandという新OSの開発にも失敗してしまいます。

新生アップルの誕生

そして、故スティーブ・ジョブズ氏がAppleへ復帰します。そして、iMacが発売されました。これが、現在のMacの流れへと向かっていったと言えそうです。

初代のMacintoshのシンプルさに戻ろうというのが現在のMacのあり方の基本的なコンセプトになっていると考えられます。

例えば、それまでの古い拡張端子を全て一掃してしまい、USBへ一本化したことも一つです。ディスプレイと本体は一つになっていてつなぐケーブルすらなかったのです。

Appleの路線変更は激しいもので、MacOS Xは基本的に過去のMacOSユーザーの資産を切り捨ててしまうものだったようです。

それは、スティーブ・ジョブズ氏が経営していた、NeXTというワークステーションのシステムをそのままMacのハードウェアに乗せてしまおうという計画でした。

そして、旧来のユーザーはAppleの方針に従うしかなく、今まで使っていたものは、時間が来れば一切のサポートがなくなるという、大胆な切り捨てだったのです。

この流れは、一度手に入れたDTP機という役割を捨てて、Macを新たな入れ物に生まれ変わらせる画期的な事件だったのです。

そして、MacOS Xはこの後もアップデートを重ねて行き、さらに洗練され、Macの不安定なイメージを一新するパーソナルコンピュータへと変貌を遂げたというわけです。

iPhone、iPadの誕生

この成長したMacOS Xを元に、モバイル向けに軽量化、最適化したものがiOSということになるわけです。

このiOSを採用している小さなスマートフォンはMacの紛れもない後継機種で、新しい形をしたパーソナルコンピュータなのです。

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