グランドスラム、という言葉よく聞きますね。
実は、テニスの場合と野球の場合、は4大大会があって、それを全部優勝したらグランドスラム、というのはなんとなくわかるのですが、他にもあるみたいです。
なぜなら、よく聞く野球の番類ホームラン、あれでもグランドスラムって言いますから。
この記事では、テニスの4大大会のこと、グランドスラムの達成者、テニス以外のグランドスラムについて紹介しています。
1つの言葉でも、いろいろ使われているのは、それくらいインパクトがある、という意味かもしれませんね。
テニスの4大大会の開催場所は?
4大大会のそれぞれのルール
今日本でも大ブームになっているテニスですが、みなさんテニスの4大大会ってご存知ですよね。
こういった言い方で気を悪くする人がいても残念なので、先のその開催場所を言いましょう。
テニスの4大大会とは、テニスのプロフェッショナルトーナメントの事で、大会規模、競技レベル、優勝賞金などの面で世界最高峰に位置づけられる四つの国際大会の事です。
◼️ 4大大会開場所 ◼️
・とにかく暑い、全豪オープン
オーストリアラリア
全豪オープンは4大大会で唯一南半球で開催されている大会です。開催は1月末から2月はじめで、オーストラリアでは真夏にあたります。
そのため「エクストリーム・ヒート・ポリシー」と呼ばれる外気温が35度を上回るか、湿球黒球温度が28度を上まわると、試合が延期になるルールがあります。
使用コートは、ハードコートで、身体への負担が大きく、暑さや時差、季節差など様々な要因でヨーロッパ選手達にとっては特に制覇が難しいと言われている大会です。
・クレーコートが眩しい、全仏オープン
フランス
全仏オープンの開催は5月末から6月はじめにかけて行われます。番狂わせが多く上位シード選手の早期敗退が多く「ローラン・ギャロスには魔物が住んでいる」ともいわれています。
使用されるコートはクレーコートで、全仏オープンでは点数が全てフランス語で読み上げられるというルールがあります。
・ウィンブルドン、全英オープン
イギリス
全英オープンはウィンブルドンとも呼ばれ、6月末から7月はじめに開催されます。グラスコートと呼ばれる天然芝のコートが使用されます。
ここは他のコートに比べて繊細な変化が生じやすく、弾速が早くなる特徴があります。ウィンブルドンでは選手は必ず白いテニスウェアを着用するルールになっています。
試合中だけでなく練習中までも白のウェアを着用することとなるんです。その理由は「紳士だから」という理由の為です。
汗のついた色のシャツは、汗をかいているのがわかってしまい紳士でないとのことから白のウェアなのです。
・世界最大規模、全米オープン
アメリカ
観客動員数、賞金総額ともに世界最大のテニストーナメントで有名な全米オープンです。
開催は8月末から9月はじめにかけて開催されます。使用コートはハードコートで、全豪オープンのハードコートに比べて球速が早いのが特徴です。
ルールの特徴はファイナルセットのタイブレーク方式で、ファイナルセットである第5セットも、6対6になっ際、2ポイント差がつくまでゲームを継続するタイブレークで最終セットまでもつれた試合には必ずといっていいほど、ドラマチックな展開を見ることができます。
これらの4つの会場でテニスの4大大会は行われるのです。
4大大会がグランドスラムと言う理由
4大大会を制覇した者のみの称号!!
では、何故テニスの4大大会でグランドスラムと言うのでしょうか?
「グランドスラム」とは、大会の規格そのものの他に、その年の4大大会を全ての試合を制覇したプレイヤーに贈られる世界最高のプレイヤーの称号としてつけられるあのがグランドスラムなのです。
グランドスラムを達成した選手は過去に5人しかおず、それだけに非常に難しいのです。
歴代グランドスラム達成者たち
歴代でグランドスラム達成者は5名しかいない
先程も書きましたが過去にグランドスラムを達成した選手は5名しかおりません。
【年間グランドスラム達成者】
■男子シングルス
・ドン・バッジ(アメリカ) 1938年
・ロッド・レーバー(オーストラリア)1962年1969年
■女子シングルス
・モーリーン・コノリー(アメリカ) 1953年
・マーガレット・スミス・コート(オーストラリア) 1970年
・シュテフィ・グラフ(ドイツ) 1988年
男女合わせても歴代の達成は5名しかいないのです。
現在の世界ランキング1位であるノバク・ジョコビッチ選手や、生ける伝説であるロジャー・フェデラー選手ですら達成できないほどグランドスラムの達成は難しいのです。
さて、4大大会の会場にはそれぞれのルールがあります。
これからテニスの試合を見るときにそれぞれのルールを思い出しながら試合を見るのも楽しみの一つですね!!
テニス以外でも使うグランドスラム
サッカー、野球、柔道でも
テニス以外でもグランドスラムの言葉は用いられています。
サッカー
ヨーロッパサッカー – UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAカップウィナーズカップ、UEFAヨーロッパリーグの全てで1度以上優勝すること
野球
満塁ホームランを打つこと
柔道
グランドスラム東京という、日本で行われる国際柔道大会のこと。
グランドスラムの語源
まさかのトランプゲームが由来
グランドスラムの語源
語源はトランプゲームの「コントラクトブリッジ」というものからきています。
13回あるターンの全てを勝利すると宣言して、その上で、実際に13回勝つことをグランドスラムと言うのだとか。
そこから始まって、いくつかの意味が使われているようです。
・全て勝つこと
・最もすごい勝ち方をすること
・最も重要な大会のこと
これらがグランドスラムという言葉で用いられている意味合いのようです。