ビフィズス菌の働きとは?大腸にしか棲めない有益な腸内細菌

善玉菌の代表、ビフィズス菌

人間の大腸にたくさん住むビフィズス菌

ビフィズス菌は、人間や動物の腸内にたくさん生息している、動物から見れば、とても有益な菌です。

人間の腸内には、1兆~10兆ものビフィズス菌が住んでいるといわれていいるんですね。

大腸にしか住めないビフィズス菌

乳酸菌も善玉菌ですが、乳酸菌は、人間や動物の腸内だけではなく、乳製品や発酵食品などにも生息していますね。

また、乳酸菌は体内のあちこちに存在していますが、ビフィズス菌は大腸にのみ存在していないのです。その理由の酸素の存在です。

乳酸菌は酸素があっても生きていけますが、ビフィズス菌は酸素があると生きられないのです。

酢酸も作るビフィズス菌

乳酸菌の主な代謝物は乳酸だけです。しかし、ビフィズス菌の代謝物は乳酸だけでなく、酢酸つくられています。

これによって、腸内環境の改善やさまざまな影響を生み出しているのですね。

赤ちゃんから発見されたビフィズス菌

ビフィズス菌は母乳を通じて母からもらう

母乳栄養児の排泄物からビフィズス菌は発見されました。それは1899年のことです。さらに、健康な人間の腸内には、ビフィズス菌が大量に存在することが確認されました。

典型的なのは、母乳で育つ赤ちゃんでは、腸内フローラの90%は、このビフィズス菌が占めているそうです、。

ビフィズス菌は糖を分解することによって、乳酸や酢酸を作ります。これにより、母乳栄養児の腸内は酸性になるのですね。

ビフィズス菌は、大腸菌や他の病原性腸内細菌の増殖を防ぎます。さらに、母乳で育つ赤ちゃんの腸内感染症にかかる確率や死亡率を低くすることにも役立っているのです。

歳とともに減少し続けるビフィズス菌

人が生まれてから死ぬまで、ビフィズス菌は長い間、腸内に存在し続けるのですが、その数は年齢を重ねるごとに少なくなってしまうのです。

乳児期において腸内細菌の90%を占めるビフィズス菌ですが、幼児期に入るとこれが10%に減少し、老年期には1%にまでげんしょうしてしまうそうです。

ビフィズス菌の減少をなるべく最小限に抑えるために、腸内フローラのバランスを保つことが重要なんです。この正常なバランスが、健康維持にもつながるのですね。

乳酸菌とビフィズス菌について

乳酸菌とビフィズス菌の違いとは

人の腸内に存在しているおもな善玉菌は、乳酸菌やビフィズス菌です。乳酸菌とビフィズス菌はよく同じ物と思われがちですが、全くの別物です。

乳酸菌は糖質を分解することによって乳酸を作り出すはたらきをします。ビフィズス菌は乳酸だけではなく、酢酸も作り出しているのです。

乳酸菌は、消費するブドウ糖に対して、乳酸は5割以上生成しますが、ビフィズス菌の場合は、消費するブドウ糖に対して、乳酸は5割以下です。ところが、代わりに酢酸を作ります。

これによって、腸内を酸性に保ち、悪玉菌の生成を抑制しているのです。

ビフィズス菌をすこしでもふやそう

生きたまま腸まで届くビフィズス菌もある

ビフィズス菌は腸内環境を整えたり、下痢や便秘を防ぐだけでなく、免疫力を高めるといった働きももっているわけです。

さらに、酢酸を放出して、悪玉菌の生成を抑制することも重要な役割です。腸が正常に機能するために、ビフィズス菌はとても大切なのです。

腸内にビフィズス菌が増えると、便通や下痢が良くなる効果があるので、胃腸薬や整腸薬には多くのビフィズス菌が配合されているそうです。

ビフィズス菌の中には、酸に強く、生きたまま腸までとどくものもあります。そういうビフィズス菌が入ったヨーグルトを食べるのも重要です。

ビフィズス菌は乳酸菌と同じように腸内環境を正常に整えてくれたり、免疫力を高めてくれたりするだけでなく、花粉症などのアレルギー症状の改善にも役立つのです。

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