京都五山の送り火の点火時間は?見逃せない大文字焼きの瞬間

盆の送り火は8月16日

5分おきに点火が続く

地元では、大文字焼き、として京都の盆を彩る行事になっています。迎え入れた精霊を再び冥府へ送るという意味をもつ盆行事なんですね。

この行事が一般に広く行われるようになったのは、仏教が庶民の間に深く浸透した中世から室町時代にかけての話だと言われています。

じつは、五山のそれぞれの山の文字にそれぞれの歴史が伝えられているそうですが、庶民の中に受け継がれてきた伝統であって、その起源は明らかなものはないそうです。

それぞれの文字の点火時間

大文字 午後8時点火

東山如意ヶ嶽

護摩木に名前と病名を書いて焚き、炭を粉末にして、服すると、持病が癒るといわれてきました。

この護摩木が当日山上ヘ運ばれ、当夜7時から山上の弘法大師堂でお燈明がともされ、大文字寺住職などが般若心経をとなえ、一斉に点火されます。

妙法 午後8時5分点火

妙は松ヶ崎西山、法は松ヶ崎東山

涌泉寺と妙円寺の檀家の人々が、当日朝墓参し、送り火の点火で先祖の精霊を送ります。
点火の際「妙」の山で読経が行われます。送り火が終わってから、午後9時頃から1時間涌泉寺で「題目踊」と「さし踊」が行われるそうです。

船形 午後8時削10分点火

西賀茂船山

当日の朝早くから、山の麓の3つの町、55軒の旧家から約50人が西方寺に集まって、割木などが山上へ運び、点火準備をします。

西方寺の鐘を合図に点火され、山麓で西方寺住職の読経が行われるそうです。送り火終了後には西方寺において六斎念仏が行われます。

左大文字 午後8時15分点火

大北山

午後7時頃に在所の菩提寺である法音寺門前通りで篝火を焚いて、先祖の霊を菩提寺ヘ導きます。

その後、送り火の親火台で護摩木が焚かれ、先祖の霊をなぐさめる点火法要が行われます。その火を山上へ運んで、山上の送り火が点火されるそうです。

鳥居形 午後8峙20分点火

嵯峨鳥居本曼荼羅山

午前8時頃に山の麓の会議所から山上へ薪が運ばれます。午後4時頃から送り火の点火準備が行われます。松明は、松の根の部分を束にして縦に組んで立てるそうです。

昔は5山以外でも行われていた

伝統が途絶えた物もある

以前には「い」(市原野)、「一」(鳴滝)、「竹の先に鈴」(西山)、「蛇」(北嵯峨)、「長刀」(観音寺村)といった文字も点火されていたそうです。

しかし、いつしか、その伝統が途絶えてしまったわけですね。

現在も、五山の送り火は地元の人々や、ボランティアによって支えられています。そして、数百年という歴史を民間で受け継いでいく行事なのですね。

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