メダカの増やし方とは?卵の孵化と稚魚の育て方、水温と餌の工夫

メダカの卵をうまく孵すには

メダカの卵は産んだだけではダメ

産卵が確認出来たら稚魚が生まれてくるまでが非常に待ちどおしいですよね。しかし、ここで気をつけなければならないことがいくつかあるんです。

まず、メダカの親が卵を食べてしまう、という衝撃的な問題。メダカは雑食なので、自分の卵でさえもエサになってしまうわけです。

そのために、水槽にパーテーションをつくって、親のメダカと分離しようとするのですが、その隙間から卵のエリアに入ってきてしまうとおじゃんです。

完全に卵を守れるとは限らないのですが、それでもパーテーションを取り付けないよりはまし、ということなんですね。

また、産卵箱や産卵ネットなどと呼ばれるものもあります。メダカの稚魚や卵を一時的に隔離して飼育できるわけです。

メダカの産卵時期

春から夏にかけての育ちやすい時期

メダカの産卵時期は、春から夏にかけて行われることが多いといわれます。水温と日中の日照時間の二つの要素に左右されると考えられています。

メダカの産卵の適正温度は25℃~28℃くらいの間だそうです。また、日照時間はおよそ13時間~14時間が必要だとされています。

この二つの条件があてはまるのは春~夏になります。自然界では、この時期にメダカの産卵が行われているわけです。

メダカの産卵時間

メダカが産卵するのは午前中です。午後や夜に産卵することはほとんどありません。メダカには体内時計のようなものがあるようです。

卵が食べられないように守る

折角生まれた卵が食べられてしまわないように守ることが一番重要です。自然の田んぼや小川などでは広いので卵はなかなかメダカに見つかることはありません。

しかし、水槽のような限られた空間ではすぐに卵は見つかります。また、屋外の池やビオトープで生まれた卵は水生植物に守られています。

しかし、水槽など限られた空間では、産み付けられた卵の周りをメダカが泳ぎまわってすぐに見つかってしまうわけです。

餌が豊富なら卵は食べられない

屋外飼育で、室内の水槽よりもプランクトンなどが多く発生すれば、餌が豊富なので、卵を食べなくてもいいというのも卵が守られる理由になります。

室内飼育では、卵を守る為にまず、卵が産み付けられた水草などをメダカの飼育水槽から取り出して他の水槽で管理する方法です。

この場合、卵が食べられることはなくなりますが、水槽をもうひとつ用意する必要があるし、同じ環境にする必要もあります。

また、浮き草やウィローモスなどの水草を多めに入れてあげるのもいいでしょう。この細かい水草が卵を隠してくれるので、他のメダカに見つかりにくくなるわけです。

卵の孵化と水温の関係

水温が高いほど時間は短くなる

水温が高ければ孵化までの期間が短くなり、水温が低いと長くなります。昔からよく目安として累計が250℃と言われているそうです。

これはどういうことか、というと、メダカの卵が産まれてから孵化するまでの毎日の水温を足して250℃になったら孵化がはじまると言うものなんです。

つまり水温を25℃に設定していれば10日で250℃になり、10日間で孵化がはじまるということなんですね。

孵化がうまくいかない場合

ただ、水温が高ければよいわけではないようで、30℃を超えてくるような高水温では卵の成長が途中で止まったりするそうです。

さらに、毎日卵を観察していると稀に卵が白く濁ってしなったりします。これは無精卵かもしれませんし、死んでしまった卵かもしれません。

濁ってしまう原因は水カビですが、この水カビの生えてしまった卵をそのまま放置すると、健康な卵がしんでしまうこともあるので、すぐに取り除いた方がいいでしょう。

孵化した後の処置は?

稚魚の大きさによって対応は変わる

メダカの稚魚は産まれてから約2週間までの間を「針子」と呼び、産まれてから2週間が経過したくらいからは、「稚魚」と呼びます。

メダカを卵から育てるうえで最も難しいのは、この「針子」と呼ばれている、特に小さい時期のメダカになるんです。

産まれて3日目くらいまでは餌はいらない

メダカの針子は、孵化後三日くらいまでは餌は食べません。生まれてすぐのメダカはお腹に「栄養袋」を持っているんです。

三日間はこの栄養袋から栄養を摂取しているので、本当の勝負は産まれて三日経過してからの針子からになるわけです。

水中のプランクトンが餌になる

メダカの稚魚、特に針子のうちは水中の小さなプランクトンが主な餌になります。とはいえ、プランクトンそのものを購入することはできません。

そこで、グリーンウォーターで稚魚を飼育する方法がいちばん安全です。グリーンウォーターとは、水中に植物性プランクトンが豊富に繁殖した緑色の水です。

グリーンウォーターのつくり方は簡単です。水を張った容器を、日光が十分に当たる場所に2週間くらい置けば、水が緑色になってくれます。

グリーンウォーターを作るときの注意点は、水を浄化させるようなものを容器に入れてはいけないということです。具体的には赤玉土や水草です。

これらのものは水を浄化してしまい、植物性プランクトンの発生を妨げます。容器には基本的に水だけを入れておくのですね。

グリーンウォーターには、栄養満点の植物プランクトンが豊富に含まれていて、稚魚が好きなだけ栄養豊富な餌を食べることができます。

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