ヒートショックによって血圧が大きく変動、心筋梗塞の引き金になる

ヒートショックが起こるわけ

一番多い、入浴時のヒートショック事故

ヒートショック事故が最も多いのは、やはり、寒さが特に厳しい12月から2月にかけてです。

ヒートショックの事故にいたるリスクが最も高いのは入浴時なんです。なんと、関連した死亡者の約82%が高齢者だそうです。

ただ、寒さだけがヒートショックの原因だとは言い切れないようです。というのは、事故の発生件数県別ワースト3は、香川県、兵庫県、滋賀県で、北国ではないからです。

じつは、北国では屋外と屋内の寒暖差が大きくなるので、防寒に力を入れ、屋内外の移動時の急激な温度変化を防ぐ対策がとられているのです。

ヒートショックになったら

どんな症状が出るのか

ヒートショックでは血圧の急激な変化が起こります。そのために起こる症状としては、次のようなものです。

軽い場合

この場合はめまいやたちくらみが起こります。このような症状が出たら、動かず安静にして収まるのを待つのがいいそうです。

重度の場合

この場合は意識障害を引き起こすこともあり、大変危険だそうです。
<心筋梗塞>
ヒートショックによって心臓に急激な負担がかかったことによって起こるのが心筋梗塞です。
<脳卒中>
ヒートショックによって脳の血管に急激な負担がかかったことによって起こるのが脳卒中です。

最も危険な症状に出会ったら

早めに発見して緊急対応したい

上記のように、最も怖いのが、脳卒中と心筋梗塞です。家族がヒートショックにより心筋梗塞や脳卒中を引き起こしたら、迅速で適切な判断が不可欠です。

心筋梗塞の症状

しめつけられるような胸の痛み・呼吸困難・嘔吐・意識障害が起こります。すぐに救急車を呼び、応急措置として、気道を確保します。

入浴中の事故の場合、風呂でおぼれないように湯船から出すか、無理な場合は、浴槽の水を抜きます。そして、お風呂のふたなどで上半身を支えてあげます。

脳卒中の症状

頭痛・激しい嘔吐・めまい・うまく立ったり座ったりできない・眠り込む・ちぐはぐな受け答え・意識障害といった諸症状が特徴です。

すぐに救急車を呼び、頭は動かしてはいけません。意識がないからといって、無理に揺さぶったりしては大事に至ります。

吐いたものが喉につまらないよう横向きにして、安静に寝かせた状態で、救急車を待ちます。

自分でも感じるヒートショック

血圧の急変は体に表れている

冬場、暖かいお部屋で過ごしていたとします。そして、さあ、お風呂に入ろうと、脱衣所などで服をぬいでから、浴室に入ったとたん、体が「ブルブル」とふるえたら、それがヒートショックなのです。

このように、人間の体は、急激な気温変化などがおこると、脈拍や血圧が急に上昇したりして、体に異変をきたすわけです。

特に高齢者の場合は、この急激な気温変化に体が耐えられません。そのために、心筋梗塞や脳卒中を起してしまうわけです。

血圧の変化とは

血圧というのは、体内の血管が収縮するとき上昇し、血管が拡張すると下降するそうです。

1.暖かい部屋から寒い脱衣室・浴室へ

この場合、寒さで血管が収縮します。すると、血圧は上昇することになります。

2.熱いお湯につかり身体が温まる

この場合、血管が拡張するので、血圧は下降します。

3.温まった身体で寒い脱衣室へ

この場合、血管が収縮するので、血圧は上昇します。

このような急激な血圧の変化が、高齢者や血圧の高い人にとって、脳卒中や、心筋梗塞などのリスクを増大させ、重篤な症状を引き起こすわけです。

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