ルビーとサファイアはどちらもコランダム、エメラルドは緑柱石の仲間

宝石って、どういうものを言うのか

あの小さなものがどうして高いのか

宝石の定義というものがあるそうです。基本的には綺麗な天然鉱物ということです。この鉱物とは、まず、無機質で、一定の化学組成を持ち、結晶からできている物質のことだとか。

しかし、全てがそれにあてはまるわけではないんですね。たとえば、オパールは結晶ではありませんし、琥珀や珊瑚、真珠は生物由来なので、無機質の結晶とは言えません。

要は、希少価値と、純粋さ、のような総合的な価値を含んでいると言うことでしょうか。

ルビーとサファイアは兄弟種

化学組成は全く同じ

ピンク・サファイアと色の薄いルビーがあるとします。この違いは、色の濃さだけで、全く同じものと言ってよいそうです。

コランダムという酸化アルミニウムからできた宝石の中で、赤い色をルビーと呼び、その他の色をサファイアと呼ぶそうです。

そのコランダムに酸化クロムが入れば赤くなり、鉄とチタンが入れば青くなるというわけなんですね。

赤いコランダムがルビー

ルビーはコランダムに酸化クローム1.89%を含みます。それによって、あのすばらしい真紅の色が出るわけです。

世界の主な原産地はミャンマー、タイ、スリランカ、ベトナムなどで、最近はアフリカにも産出するそうです。

ルビー以外はサファイヤ

コランダムは酸化アルミニウムの結晶です。そのうち、赤いものだけがルビーで、それ以外の色はすべてサファイアと呼ぶそうです。

サファイヤと言えば、あの青色が有名ですが、それは鉄とチタンを含んでいるためなんですね。

含む物質の違いでグリーン・サファイアやイエロー・サファイアという具合に名前が変わるわけです。

サファイアのカラー・バリエーションはとても多彩で、ブルーを筆頭にイエロー、グリーン、ピンク、バイオレット、パープル、ホワイト(無色)とまさに七色です。

エメラルドは緑柱石

アクアマリンと兄弟石

エメラルドはペリルという緑柱石の一種です。クロムやバナジウムといった不純物を含むので、あの深い緑色の宝石になるそうです。

じつは、アクアマリンも同じ種類なんですね。不純物の含有量の違いによって色がちがってくるんです。

エメラルドグリーンと言う色の名前にまでになっているので、緑色が基本ですが、同じ鉱物でもクロームの含有量がかわると、エメラルド、アクアマリン、モルガナイトとなるそうです。

産地は圧倒的にコロンビヤです。コロンビヤ産のエメラルドは品質もたかく、価値があるそうです。

他には、ザンビア産、ブラジル産、マダガスカル産がありますが、黒味がかった薄いグリーンのものが多くて、安価になります。

減少しつつある、原石の宝石

高級品はさらに高価に

ルビーは産出量も少なくなってきているそうです。5カラット以上の大きい石となると、更に激減です。もはや、貴重品となりつつあって、市場でも滅多に見られないそうです。

ブルー・サファイアの産地は、おもに印度とビルマです。特にインドのカシミール産のブルー・サファイアは最高級品となっていますが、ほとんど産出しなくなりました。

現在のサファイア産出はほとんどスリランカです。他にはマダガスカル、オーストラリア、タンザニア、タイ、などにも色々のサファイアが産出されているそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする