ルビーとサファイアは同じ成分のコランダム、エメラルドと同じ成分はアクアマリンで緑柱石、宝石としての価値は? - 桃色の雫
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ルビーとサファイアは同じ成分のコランダム、エメラルドと同じ成分はアクアマリンで緑柱石、宝石としての価値は?

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ルビーは赤、サファイアは青、エメラルドは緑。わかりやすい色の違いから、同じようなものだと考えている人もいるかもしれませんね。

実は、この中で同じ仲間になるのは、ルビーとサファイアだけです。同じコランダムという物質からできるそうです。

地中で発見される宝石は、とても珍しいもので、その貴重さゆえに、高額な宝石としての価値が生まれるんですね。

この記事では、ルビーとサファイア、エメラルドの違いを原料から見てみることと、それぞれの宝石の価値についての情報を紹介しています。これを読めば、なぜ、あんなに高価になっているのか、その意味がわかると思います。

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赤いルビーはなぜ情熱の宝石なのか

ルビーは、その鮮やかな赤色と深い意味合いから、情熱や愛の象徴として世界中で愛されてきました。本記事では、ルビーの起源、歴史、特徴について探求していきます。

ルビーがどのようにして情熱の象徴となったのか、その魅力に迫るとともに、その品質や価値についても解説します。また、ルビーのエンゲージメントリングやジュエリーへの応用も紹介し、幅広い用途における美しさを探求していきます。

ルビーの語源、硬さ、産出国などについての基礎知識

ルビーは7月の誕生石です。石言葉は「熱情、情熱、純愛、仁愛、勇気、仁徳」などがあります。どれも情熱の赤を象徴する言葉といえます。

ルビーの語源は、ラテン語で赤を意味する「ルベウス(rubeus)」に由来します。石の硬さを示すモース硬度は9.0でダイヤモンドに次ぐ硬さを誇ります。

主な産地はミャンマーやスリランカ、タイなどの東南アジアとタンザニアやモザンビークなどのアフリカです。ミャンマーで産出されるルビーは「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれ、最高級とされています。しかし、その産出量は多くありません。

タイで産出されるルビーは鉄分を多く含んで黒ずんでいるのが特徴です。「ビーフ・ブラッド(牛の血)」と呼ばれていて、ミャンマー産に比べると価格は半額ほどと言われています。スリランカやベトナムで産出されるのはピンクがかったルビーで「チェリーピンク」と呼ばれていますが、これも価値は高くありません。

世界的に見ても3カラットを超える大きな原石の産出量は少なく、その貴重性から全宝石中で最も貴重と言われています。

ルビーの赤が情熱の赤と言われるわけ

ルビーの鮮やかな赤色が、なぜ情熱の色と言われるのでしょうか?これは、ルビーの色合いが私たちの心を揺さぶるからです。赤は、人々に情熱や愛を感じさせ、活力を与える色として知られています。

ルビーの深紅色は、その持つ力強さとエネルギーを象徴し、自信や情熱を引き出す効果があるとされています。また、ルビーは、他の宝石と比べて非常に希少であることも、その価値を高めています。

ルビーにまつわる伝説

ルビーには、古くから伝わる数々の伝説があります。一つは、古代のインドでは、赤いルビーは「心の石」とされ、愛や情熱を象徴する宝石として珍重されていました。また、古代エジプトでは、ルビーは太陽の石として崇拝され、太陽神ラーの目とされていました。

さらに、一部の伝説では、ルビーが持つ赤い輝きは、生命の力を宿すとも言われています。これらの伝説は、ルビーが長い間、情熱や愛の象徴として崇められてきた証拠です。

ルビーを手に入れるのなら

ルビーの魅力に惹かれ、手に入れることを考えた場合、品質や価値の判断が重要です。ルビーの品質は、色、透明度、カット、重さなどが考慮されます。最も価値の高いルビーは、赤色が鮮やかで、透明度が高く、不純物が少ないものです。

カットも重要であり、美しい輝きを引き出すことが求められます。価格は、ルビーの品質や大きさによって異なりますので、注意が必要です。

ルビーのエンゲージメントリングやジュエリーへの応用

ルビーはその美しさと象徴的な意味合いから、エンゲージメントリングやジュエリーに広く使われています。ルビーのエンゲージメントリングは、愛と情熱を表現するための最適な選択肢です。

また、ルビーのジュエリーは、ファッションアイテムとしても人気があります。一粒のルビーや、ルビーを使ったデザインは、洗練された魅力を放ち、着ける人の個性を引き立てます。

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青いサファイアがなぜ静寂の宝石なのか

サファイアは、美しさと高貴さで知られる宝石の一つですが、特に青いサファイアは、その神秘的で静かな魅力によって多くの人々を惹きつけています。この記事では、青いサファイアの魅力とその由来について探求します。

青いサファイアは、透明感のある深い青色と光沢を持ち、贅沢で洗練された雰囲気を醸し出します。また、青いサファイアには伝説やロマンスが詰まっており、その持つエネルギーは心の平和と精神の安定に繋がると言われています。

サファイアについての基礎知識

サファイアは9月の誕生石です。石言葉は「慈愛、誠実、貞操、高潔、徳望、心の成長」などがあります。サファイアの語源は、ラテン語で青を意味する「サッピルス(sapphirus)」に由来します。

石の硬さを示すモース硬度は、ルビーと同じ9.0です。主な産地は、ルビーと同じく東南アジアとアフリカです。

カシミール地方で産出されるサファイアは「コーンフラワーブルー」と呼ばれています。またミャンマー産のサファイアは深い青色が特徴で「ロイヤルブルー」と呼ばれています。どちらも世界最高峰のサファイアで市場価値も高いものとなっています。

サファイアの青が静寂の青と言われるわけ

青いサファイアが「静寂の宝石」と呼ばれる理由は、その鮮やかな青色にあります。青は心を鎮め、穏やかな気持ちをもたらす色として知られています。

青いサファイアの色は、ピュアで落ち着いた青が特徴であり、その静寂感は心に深い安らぎをもたらします。この青い光に包まれると、日常の騒々しさから解放され、静かな心の場所へと導かれるような感覚を覚えることができます。

サファイアにまつわる伝説

青いサファイアには数々の伝説が存在します。その一つが、「真実のサファイア」と呼ばれる物語です。この伝説によれば、真実のサファイアは虚偽や欺瞞から心を浄化し、純粋な心を持つ者にのみ現れる宝石だと言われています。

また、青いサファイアは古代ギリシャの神殿でも重要な役割を果たしており、知恵や精神の安定をもたらす力を持っているとされています。

サファイアを手に入れるのなら

青いサファイアの美しさと生命力に惹かれて、あなたもサファイアを手に入れることを考えているかもしれません。サファイアを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。まず、青いサファイアの色合いを確認しましょう。

鮮やかで透明感のある深い青色が理想です。また、サファイアの透明度と光沢も重要な要素です。透明度が高く、光を美しく反射するサファイアを選びましょう。さらに、サファイアのカットや形状も重要です。カットが美しく、石の形状がバランス良く整っているものを選ぶと良いでしょう。

ルビーとサファイアは兄弟みたいなもの

化学組成は全く同じ

ピンク・サファイアと色の薄いルビーがあるとします。この違いは、色の濃さだけで、全く同じものと言ってよいそうです。

コランダムという酸化アルミニウムからできた宝石の中で、赤い色をルビーと呼び、その他の色をサファイアと呼ぶそうです。

そのコランダムに酸化クロムが入れば赤くなり、鉄とチタンが入れば青くなるというわけなんですね。

赤いコランダムがルビー

ルビーはコランダムに酸化クローム1.89%を含みます。それによって、あのすばらしい真紅の色が出るわけです。

世界の主な原産地はミャンマー、タイ、スリランカ、ベトナムなどで、最近はアフリカにも産出するそうです。

ルビー以外はサファイヤ

コランダムは酸化アルミニウムの結晶です。そのうち、赤いものだけがルビーで、それ以外の色はすべてサファイアと呼ぶそうです。

サファイヤと言えば、あの青色が有名ですが、それは鉄とチタンを含んでいるためなんですね。含む物質の違いでグリーン・サファイアやイエロー・サファイアという具合に名前が変わるわけです。

サファイアのカラー・バリエーションはとても多彩で、ブルーを筆頭にイエロー、グリーン、ピンク、バイオレット、パープル、ホワイト(無色)とまさに七色です。

原石、コランダム

ルビーとサファイアは、同じコランダムと呼ばれる鉱物が原石となっています。コランダムは酸化アルミニウムの結晶です。結晶に含まれる不純物によってルビーのような赤色を帯びたり、サファイアのような青色になったりします。

純粋な結晶は無色透明になります。昔から宝石として珍重されてきましたが、今では人工で生成できるようになり、固体レーザーなどに使用されています。

有名なルビーとサファイアのジュエリー

世界的に有名なサファイアのジュエリーは、ウイリアム皇太子からダイアナ妃に送られた「Kate Middleton’s engagement ring」でしょう。

ダイヤモンドに囲まれた18カラットの巨大なサファイアのジュエリーです。

「Hall Sapphire and Diamond Necklace」は、現在はワシントンDCのスミソニアン博物館に展示されているジュエリーです。435個のダイヤモンドと36個のサファイアでデザインされています。

「Black Star of Queensland」は733カラットの世界最大のスターサファイアです。

エメラルドは緑柱石という鉱物の宝石

エメラルドという宝石は、その美しさと貴重さから世界中で愛されています。この宝石は、鉱物の一種である緑柱石から作られており、その独特の緑色と輝きが魅力です。

古代から珍重され、王族や貴族に贈られることも多かったエメラルドは、その価値が高まる傾向にあります。本記事では、エメラルドの特徴や歴史、そして採掘や加工の過程について詳しく探求していきます。

エメラルドグリーンとして有名な緑色

エメラルドの最大の魅力は、その独特の緑色です。この緑色は「エメラルドグリーン」として有名であり、他の宝石には見られない美しさを持っています。

緑柱石は、アルミニウムとベリリウムの結晶構造を持ち、微量のクロムやバナジウムの存在によって緑色になります。エメラルドの緑色は、鮮やかで深みがあり、見る者を瞬時に魅了します。

エメラルドにまつわる伝説

エメラルドには古くから様々な伝説があります。古代ギリシャでは、エメラルドが神聖な力を持ち、予知や癒しの力があると考えられていました。また、エジプトのファラオたちはエメラルドを非常に尊い宝石とし、奇跡的な力を持つものと信じていました。

インカ帝国では、エメラルドを「イヴィサク」と呼び、豊かさと幸福をもたらす石として崇拝されていました。これらの伝説は、エメラルドが古代から珍重されていた証拠であり、その美しさと価値を裏付けています。

エメラルドを手に入れるのなら

もしエメラルドを手に入れるつもりであれば、いくつかのポイントに注意したいものです。まず、エメラルドの品質を見極めるためには、色、透明度、カットの品質、および特徴的な「ジャーデュ」(内包物)の有無を確認しましょう。

品質の高いエメラルドは、鮮やかな緑色で透明度が高く、ジャーデュが少ないものが望ましいです。また、信頼できる宝石販売業者からの購入をおすすめします。

アクアマリンと兄弟石

エメラルドはペリルという緑柱石の一種です。クロムやバナジウムといった不純物を含むので、あの深い緑色の宝石になるそうです。

じつは、アクアマリンも同じ種類なんですね。不純物の含有量の違いによって色がちがってくるんです。

エメラルドグリーンと言う色の名前にまでになっているので、緑色が基本ですが、同じ鉱物でもクロームの含有量がかわると、エメラルド、アクアマリン、モルガナイトとなるそうです。

産地は圧倒的にコロンビヤです。コロンビヤ産のエメラルドは品質もたかく、価値があるそうです。他には、ザンビア産、ブラジル産、マダガスカル産がありますが、黒味がかった薄いグリーンのものが多くて、安価になります。

宝石って、どういうものを言うのか

宝石の定義というものがあるそうです。基本的には綺麗な天然鉱物ということです。この鉱物とは、まず、無機質で、一定の化学組成を持ち、結晶からできている物質のことだとか。

しかし、全てがそれにあてはまるわけではないんですね。たとえば、オパールは結晶ではありませんし、琥珀や珊瑚、真珠は生物由来なので、無機質の結晶とは言えません。

要は、希少価値と、純粋さ、のような総合的な価値を含んでいると言うことでしょうか。

あの小さなものがどうして高いのか

宝石は小さなものでありながら、なぜ高価なのでしょうか。その理由は幾つかあります。

まずは、希少性です。宝石は稀少な鉱物であり、地球上でもごく一部の地域でしか採取されません。そのため、需要に対して供給が限られており、希少価値が高まっています。

次に、美しさや品質が重要です。宝石の美しさは、色や透明度、カットの精度などで評価されます。一つの宝石においても、上質なものとそうでないものとでは価格に大きな差があります。

また、宝石は持つ人に豪華さや特別感を与えるという役割もあります。そのため、高価な宝石を所有することは、社会的なステータスやセレブリティの象徴とされることもあります。

さらに、宝石市場は投資としても注目されています。希少価値の高い宝石は、時間の経過とともに価値が上昇することが期待されており、投資家からの需要も存在します。

減少しつつある、原石の宝石

近年、宝石の原石の供給量が減少しているという問題が浮上しています。これは、以下の要因によるものです。

まずは、採掘困難な鉱床が増えていることです。地球上での容易な採掘が難しくなっており、深海や極寒地など、困難な環境での採掘作業が求められるようになっています。

また、環境問題も原因の一つです。鉱物の採掘に伴う環境破壊や水質汚染などの問題が指摘されており、持続可能な開発が求められています。これにより、採掘規制や鉱山の閉鎖が行われることも増えています。

さらに、需要の増加も減少の要因となっています。特に成長する経済国や富裕層の需要が高まっており、供給不足が生じています。

このような原石の供給量の減少は、宝石市場において価格上昇をもたらす可能性があります。また、持続可能な宝石の調達や代替品の開発が求められる時代となっています。

高級品はさらに高価に

ルビーは産出量も少なくなってきているそうです。5カラット以上の大きい石となると、更に激減です。もはや、貴重品となりつつあって、市場でも滅多に見られないそうです。

ブルー・サファイアの産地は、おもに印度とビルマです。特にインドのカシミール産のブルー・サファイアは最高級品となっていますが、ほとんど産出しなくなりました。

現在のサファイア産出はほとんどスリランカです。他にはマダガスカル、オーストラリア、タンザニア、タイ、などにも色々のサファイアが産出されているそうです。

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