海開き、プール開きの始まりは信仰の対象としての山開きの行事から

山開きの由来について

あくまで宗教的な行事

海開き、プール開き、山開き、といった~開きという言葉の始まりは、山開きだと言われています。

各地の海水浴場で行われる海開きも、山開きにならって、各地で盛大に行われるようになった行事なんですね。

昔、人々にとって、山は信仰の対象として、とても大切なものでした。山に入るということは、神様のいる場所に入ることだったわけです。

場合によっては、女性は山に入ることも許されなかったのです。女人禁制として、今でもそのしきたりが残っている山が各地に存在します。

そういった山は、男性といえども、むやみに入ることはできなかったのです。そういった山のしきたりとして、一定期間だけ登山することが許されました。

その、立ち入り可能な期間の始まりには、宗教的行事が執り行われました。それが山開きとして、世間に知れ渡ったわけです。

例えば富士山のふもとにある浅間神社では、開山の時期に祭りが行われています。

宗教的意義以外にもある意味合い

安全な登山を確保する決まり

現在、山開きの時期が決められている場合は、安全性の観点が最も重要視されている場合がほとんどだと言われています。

そういった山では、山開きをしていない時期でも、山には登れますが、雪崩などの危険がともなうことになります。

その危険を避けるためにも、山開きの時期以外はできるかぎり登山をしないように呼びかけているのが現状だそうです。

海開きは商業的な意味合い

いろいろな活動を始める期間の始まり

海開きは、山開きと比べると、少し意味合いは変わってきますが、山開きの行事からさまざまな要素を取り入れていると思われます。

ただ、海開きの基本の基準は安全に遊泳できるかどうかです。そして、それを支える、各団体や施設の活動が行われるかどうかだと考えられます。

さらに、水質検査や漂着物、ごみの除去、水温の検査などをおこなって、法的にも安全が確認されていることも大前提になります。

確かに、海開き前でも遊泳はできるかも知れませんが、万が一の安全が確保されていないと言うことから、気をつける必要があります。

行事としては、海水浴場でのシーズン中の無事安全を願って、神社から神主がきて、神事を執り行うことが多いようです。

全国の海開き

全国の海水浴場での海開きはいつにするといった取り決めは全くありません。あくまでも、安全に遊泳できる気温や水温が基準になります。

最も早い時期に海開きを行うのは、やはり沖縄県です。例年は3月下旬~4月中旬には海開きが行われているようです。

本州では、南紀白浜が結構早くて、5月3日のゴールデンウィークには海開きします。他の本州の海水浴場は、6月下旬から7月上旬がほとんどのようです。

最後は北海道です。7月の下旬頃には海開きをするところが多いみたいです。

海開きでは事前に水質検査やゴミや流木、ビンやガラスの除去などの作業をまず行います。さらに水温などの判断があって初めて実施できるのです。

海開き前のシーズンオフの時には安全の保証をしていません。いざというときのライフセーバーもいないし、施設も閉まっています。水温の低い中で泳ぐのは危険が多すぎます。

最も早い海開きは?

日本一早い海開き

さて、日本で一番早い海開きはいつなのか。それは、元旦に行われているみたいです。本州の元旦に海はちょっと引けますね。

しかし、東京から南に約1000km、太平洋に浮かぶ小笠原諸島一つ、父島では、毎年元旦になると、海開きが行われるそうです。

小笠原諸島は緯度も沖縄本土と同じくらいで、平均気温は沖縄より高いので、1月でも気温は20℃前後で、水温もかなり高いので泳げるわけです。

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