ギャンブル依存症、やめられる人と、やめられない人の違い、その末路

ギャンブル依存症について

欲望に対する衝動が人間を支配する

簡単に言えば、ギャンブル依存症とはギャンブルに対する欲望と衝動が自分では押さえられなくなってしまう精神疾患からだと言えます。

この病気は、周囲にも多大な迷惑を掛ける可能性がとても高いのです。生活、社会的地位もすべて破壊する最悪の依存症とも言われています。

しかし、ギャンブルにのめり込むのは、個人の資質、責任と受けとられることが多く、なかなか抜け出せずにいる人が大半だそうです。

現実にギャンブル依存症になると、ギャンブルに対する欲望や衝動を抑えることができなくなります。

その結果、借金を繰り返してしまい、それによって社会生活や日常生活に問題が生じます。その結果、心理的、身体的、社会的健康を害してしまいます。

また、おそろしいことに、ギャンブル依存症は完全に治癒するのはとても難しい、と考えられているそうです。

依存症の治癒のためには、完全にギャンブルを絶つ必要がありますが、長期間に渡りギャンブルを止めていた人が、再びギャンブルに手を出して再発することが多いのです。

本人の苦痛以上に周囲の人や家族への影響が大きく、依存者周囲の人が傷つく程度については、ギャンブル依存症以上のものはないとも言われているそうです。

ギャンブル依存症に陥る原因

とにかくやめることができなくなる

ギャンブルでスリルや刺激を得て楽しむためにある、ということになっていますが、、依存症になると、楽しむ事が飛んでしまい、ギャンブルが習慣的になります。

その原因として、次のようなことが考えられます。

1.大金を手にした高揚感

まず、ギャンブル依存症になる原因として考えられのが、少額をもとに、考えてもみなかったような大金が手に入ったことで興奮や高揚感を感じてしまうことです。

そうなると、また大金を手にすることができるとか、また勝てるといったふうに考えてしまい、ギャンブルを続けてしまいます。

2.金銭以外にも刺激を求める

ギャンブルによって、想像を超える刺激を感じてしまって、ギャンブルの事が頭から離れなくなってしまいます。

すると、ギャンブル以外の事に興味がもてなくなってしまいます。その結果、さらにリスクの高い、ハイリターンな刺激を求めるようになってしまうのです。

3.負けを取り返せると考える

負けが続いているにもかかわらず、次は勝てると考えてしまうのです。また、負けた時の気持ちを忘れたいと思い、ギャンブルが深みにはまって、冷静な判断ができない状態になります。

そうなると、自分がギャンブルに依存しているということを認めることができなくなり、ますます深みにはまっていくのです。

ギャンブル依存症が発症するしくみ

人間は依存症になる生き物

たとえば、パチンコやスロットで大当たりを引くと、脳の中の快楽をつかさどるドーパミンという物質が分泌されて、脳は興奮状態になるそうです。

すると、その状態を鎮静させようと、コルチゾールという物質が分泌されます。しかし音や光などによる強い刺激で脳は強い興奮をするため、コルチゾールが足らなくなります。

そのような快感を一度得てしまうと、同様の興奮を得たい欲望が脳に生まれます。そして、衝動が抑えられなくなってしまって依存症を発症するわけです。

大当たりの快感以外にも、勝っているという優越感、大金を手にした充実感といった、あらゆる快感が手に入るのです。

そのうち、その程度の快感にも慣れてしまい、さらに強い刺激を求めることになり、回数が増えてしまい、金額が大きくなるわけです。

その結果、ギャンブルが習慣として身についていき、最終的には、ギャンブル依存症になってしまうといわれています。

依存症の症状

ギャンブル依存症の症状とは?

いわゆる依存症といった症状になると、6つの特徴が指摘されています。
1.物や行動に対しての渇望
2.欲望の我慢が困難になる
3.離脱症状が現われる
4.耐性がなくなる
5.欲しているもの以外への関心の低下
6.望むものへの障害があるにも関わらず、継続してしまう

ギャンブル依存症も依存症なので、同じような症状が現われることになります。そのうち、離脱症状が薬物依存者やアルコール依存者にはよく見られます。

これは、体内に物質を取り込むことで起こっているので、ギャンブル依存者には起こらないと考えられがちですが、そうではありません。

ギャンブル依存ではギャンブルを絶つことで、感情の乱れが起こって、集中力が極端に低下してしまい、手が震えたり、発汗などの症状も現われるそうです。

さらにギャンブル依存症になると、悪循環が起こります。マイナスな気持ちやストレスから逃れるためにギャンブルをしてしまうんですね。

その結果、さらに苦痛を味わって、その苦痛に対してまたストレスを感じ、より激しくギャンブルに走ってしまうという、負の連鎖です。

また、他の合併症を起こすこともあります。うつ病やアルコール依存、統合失調症、摂食障害など、精神疾患や生活習慣病に陥ってしまう例も多いそうです。

依存症の治療

ギャンブル依存症の治療方法

ギャンブル依存症の治療の目的は何でしょう。それは、本人の生活を再構築して、充実した生活に復帰することです。

そのためには、依存者本人がギャンブルをやめたい、と願って、医師に支援を求める姿勢が必要になります。

再発しやすいギャンブル依存症

治療によって、依存症が治ったと思っても、じつは、ずっと再発の危険性は消えないと言われています。

したがって、適度にギャンブルを楽しめる、といった安易な解決法は一切なく、一生、ギャンブルと関係を絶つ必要があるのです。

また、ギャンブル依存症に対する薬物療法というのは、確率されておらず、ギャンブルへの関心を断ち切るのは至難の業なのです。

有効な認知行動療法

現在、最も有効な治療法とされているのが、認知行動療法です。その中でも集団精神療法が有効と考えられています。

これは、病院などの施設や自助グループで行われていて、週1~2回を少なくとも2年間は継続する必要があると言われています。

依存者同士で自由に話をし、連帯感を持る事で、ギャンブルに手を出さないという気持ちを強めていく方法になるそうです。

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