今、読んでくれている人も、
さまざまな、役職についているでしょう。
その役職によっては、人の上に立つというか、
立場が上、という場合もあるでしょう。
でも、人の本当の価値は、
役職で決まるものじゃないはずなんですね。
人の上に立つことなど、
人生にとって何の意味もないかもしれません。
役職のを持つことで、
自尊心が満たされている、
というのもあるでしょう。
人から、先生とか、社長とか、店長とか言われて
その気になっているのも不思議な話ですね。
ぼくは、40年間教職についていたので、
ずっと先生と呼ばれてきました。
まあ、先生、と呼べば、それで済むので、便利です。
しかし、退職して、先生じゃなくなって
とっても気楽になりました。
普通の人になれた気分です。
今は、バレーボールチームの監督なんかをしてるもんだから、
「監督」なんて呼ばれるけど、
まあ、必要なポジションだから仕方ないですね。
肩書きがなくなって、気楽な人生を送れる時に、
ゆとりがないと、実際残念な話です。
方法はいろいろあるでしょうが、
その年齢に達したときに、
本当に、自由で、ゆとりがあって、
それでいて、充実した生活を送ること。
そのための準備は抜かりなく進める必要があります。
役所に何かを期待するのは
本末転倒です。
先のことまで見通せないような、
ギリギリの生活をしていても
1番人生を楽しめる時に、
がっかりの人生を送ってしまうかもしれませんね。