GDPというのは、
「Gross Domestic Product」の略です。
日本語では「国内総生産」と言います。
一定期間内に国内で産出された
付加価値の総額ということで、
国の経済活動状況を示流数字だそうです。
この付加価値とは、
サービスや商品などを販売したときの価値から、
原材料や流通費用などを差し引いた価値だとか。
さて、そのGDPにグリーンをつけると
何を表すのでしょう。
まず、このグリーンGDPを出す意味です。
GDPには、汚染や自然破壊などの
環境に対して生じたコストが
反映されていないんですね。
これが問題視されたことで、生まれたのが
グリーンGDPです。
これは、環境を考慮した経済発展の指標として開発されました。
算出方法は、GDPから、
環境の悪化を貨幣評価した
自然資産の減耗などを差し引いて計算します。
別名があって、EDP(Eco Domestic Product)
「環境調整済国内純生産」とも呼ばれるんですね。
まあ、ここまでは説明ですが、
これを読んだら、グリーンGDPは
GDPよりも小さくなるように思ったんですが、
実際には、違っていました。
内閣府が5日、試算を公表したんですが、
1995年から2020年の平均成長率が+1.04%になったんですね。
実は、この時期のGDPは+0.57%なんですよ。
そして、なぜかCO2やメタンなどの排出量の
「削減努力」0.47%をプラスするんです。
そしたら、+1.04%になります。
なんか、わからないんですね。
削減努力をしたからといっても、
二酸化炭素もメタンガスも出てます。
一体、どうなってるんだ、と
わかったつもりが、全然わからなくなってしまった
そんな話でした。