台風14号が、九州に上陸して、
日本列島を襲いました。
日本に上陸した台風として、
気圧が低い順で行くと、四番目の記録だそうです。
一番気圧が低かった台風は
第二室戸台風で、その次が伊勢湾台風でした。
伊勢湾台風は、本当に大きな被害があったそうです。
第二室戸台風の時、
僕は小学校2年生だったような
記憶が微かにあります。
あの頃、学校は木造瓦葺きだったので、
台風の後、校舎の瓦がほとんど飛ばされてしまいました。
家の窓や扉は板を打ち付けていたので
外に出歩いたりはできませんでしたが、
停電はひどかったように覚えています。
もう、60年以上前の話です。
台風は毎年たくさんできて、
日本にもたくさんやってきます。
ただ、台風になるには、
やはり、いくつかの条件が重ならないと
台風にはならないのだとか。
そして、日本にやってくるのも
また、そのうちのいくつかになり、
気圧が低くなるのもまた、いろんな条件が
重ならないとそうなりません。
だから、起こること自体が稀なので、
どうしても、人間の意識の中に、
まあ、大丈夫だろう、と言う感覚を持ってしまいます。
そして、自分のところで
被害が起きたときに、その凄さに
恐れ慄くと言うことになります。
でも、人は、その災害の被害に何度も襲われながら、
命を繋いできたんですね。
ほかにも、かんばつや豪雨があります。
地震や津波もあります。
その度に、人は大変な目に遭ってきました。
それを乗り越えてきたわけです。
そうやって、自分の命も繋がれてきたんだと思うと、
ほんとうに感謝の気持ちが湧いてきますね。