「誰がなんと言おうと、自分はこれが好きなんだと思えるだけで、ぐんと気持ちは楽になる。それを他人にわかってもらおうとすれば、どこかで自分の気持ちを誤魔化す必要が出てきて、やりたいこと、好きなことをやることを自ら否定してしまうことになる。」
以前、同じくらいの年齢の人と飲み会に行った時に、車やバイクの話が出てきたんですね。
そこで、僕も、自分の好みの車種や、好きなバイクのことを話ししたわけです。
もちろん、共感してもらえるものと思ってなんですが、結果は真逆でした。
否定的な雰囲気の言葉が出たかと思えば、その後は完全に無視した感じの展開。そりゃ、万人受けするとは思っていないにせよ、その展開には少し興醒めしてしまいました。
それがきっかけの一つにもなり、そのグループとは離れて行きました。
逆の場合もありますね。
誰かの話が、その人にとっては、とても好きなことで、夢中なんだかど、その話を聞いている方は少ししんどくなってしまうとか。
同じ趣味や、興味関心があれば、どんどん話は盛り上がって楽しくなるでしょうけどね。
要するに、反対の立場に立てばわかるんです。
相手に、自分の好きなことに関心を持ってもらうなんて、不可能に近い。そう思ってないと、ドツボにハマることも大いにありうる、と言うことなんです。
だから、それをわかってもらおうなんて、これぽっちも思っちゃダメなんです。相手はそんな話は聞きたくない。そうすると、その場に合わせて、自分自身の気持ちを誤魔化さないといけなくなると言うわけです。
これって、最悪でしょ。
要するに、自己否定ですよ。
だから、好きな気持ちを大切にしたければ、自分のことは押さえて、適当に相手の話に合わせてあげた方がいい、と言うことかもしれません。