こんにちは、てつやです。
いつも、メルマガを読んでいただき、
ありがとうございます。
優しい子供、ってどう言う子でしょう。
それは、相手の気持ちを考える子、
と言うことになるのではないでしょうか。
今日は、そんなことを少し考えてみたいな
と思いました。
と言うのは、
虐待のニュースがあまりにも多いからです。
虐待を受けた子は、
自分は大切にされていない、
と言う思いを強く持つので、
自己肯定感が弱い人に育つと言われています。
自分なんか、生きていても意味がない
何のために生きているかわからない
残念ですが、そういった思いの根本を探ると
子供時代にどんなふうに育ったかと
関係することが多いと言うわけです。
単純に言うとこうですね。
子供が大切に育てられる
↓
子供は自分は愛されていると思う
↓
自分は生きている価値がある
こんな感じです。
ところが、もし自分が大切にされていない、と思うと
大人なら、もうそこから離れて好きに生きればいいわけですが、
子供は、親から離れることができませんから、
こんなふうな思いを持つことになります。
どうやったら、親が自分を大切にしてくれるか。
↓
親が望む人間になろうとする
↓
自分の中の、本当の気持ちを抑える
結果として、自分が愛されていないのは
自分が親の望むようにできていないからだ、と
思い込んでしまうと言うわけなんです。
虐待によって起こるのは、
親に対する憎しみというより、
愛情不足によって生じる
自己否定の感情。
だから、根が深い、というわけなんですね。
最初の話に戻しましょう。
優しい子供は、人の気持ちがわかる、
ということを言いました。
それは、別の言い方をすれば、
自分らしく生きることに
不安がないからということなんです。
自分らしく、ということがよく言われますが
実は、虐待を受けて育つと
自分らしく生きること自体
受け付けられないくらい、
自分に対する尊厳を失ってしまいます。
そこから抜け出すには、
長い時間をかけて、
多くの人との心の交流を重ねていって
その中で、自分に対しての見方を
手に入れていくことになります。
だから、結論は、優しい子に育つ、というのは、
親の愛情がどれだけ注がれたか
ということで決まると言えそうです。